ジオパークフロア / 館内1F
ジオパークの魅力を精巧なジオラマで表現。町の姿形を縮小した模型と、町の特徴を分かりやすく再現したジオラマ模型です。
山陰海岸ジオパークの気候
山陰地方は「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるくらい雨や雪の多い地域です。冬季はシベリアからの北西の季節風の影響を受けて降雪量が多く、山間部では1m以上の積雪になります。これは、日本海表層を流れる対馬暖流から発生する水蒸気をたくさん含んだ季節風が、山地にぶつかって上昇し雪を降らせるためです。この気候は山陰の人々の暮らしに大きな影響を与えています。
一方で、日本海の深部には冷たい日本海固有水が存在します。この日本海固有水と対馬暖流が共存するおかげで、カニなどの冷たい海に住む魚介類とブリなどの暖かい海に住む魚介類の両方が水揚げされるのです。
香美町地形模型
地形がよく分かるように、高低差を強調した地形模型が中央にあります。ジオスポットや主要な施設を模型内にプロットしています。
リアス式海岸など香美町の特徴的な地形を立体的に確認できます。
ジオの恵ジオラマ
香美町の特徴的な地形と、暮らし・文化との関わりを見てもらうために、山頂から海底までの地形模型上に、人々の暮らしのシーンや生息する生物などをデフォルメして再現したジオラマ。
山陰海岸ジオパークの起伏や変化に富んだ地形・地質は、この地域特有の風土を作り、さまざまな歴史・文化・産業・観光・食材などを生み出してきました。
山頂から海の底まで表現してあります。